大谷石デッキのある庭

古い大谷石が沢山あるので、庭にデッキ(平らに敷き並べ)や園路、縁石など

に使わせて頂きました。

角が欠けていたり、笠(一番上に乗せる屋根みたいに平らでない)などが

ありましたが、お施主さんと相談しながらほとんど、使い切りました。

欠けていたりしたものは日当たり、乾燥に強い植物を植えました。

自然に生えてきた様に見せる為にランダムで

自然石で石張りをしたり、壁を作ったり、アプローチを作ったりしました。

石張りの石は色が濃く出るので、他の素材とのコントラストが面白いです。

程んど自然のモノで庭を構成しているので、照明(人工物)が浮いてしまわないように竹を丸く編んで間接照明にしました。

下草を植えてあるので、それが育てばそれが竹の変わりに人工物を抑えてくれるでしょう。

こちらは農家さんで、竹(マダケ)も敷地で勝手に生えてきたモノです。

竹を一本切らしてもらったら、竹を洗う道具を忘れてきた事に気が付きました。

しかし、さすが農家!籾殻が沢山あったので少し使わせてもらいました。

籾殻で洗うと庭師って感じがしてきます、ニコニコしながら洗いました。

実は下草も全部敷地に生えていたものを使わせてもらいました。

農家さんの家は欲しい物が何でもあります!

照明も優しい感じになりました。

木も優しい感じの木を選び、実の成る木も数本入れてあるので、大人から子供までみんなの憩いの場所になって欲しいです。

打ち合わせから図面、現場まで全部やっていると愛着が出てくるので、工事が

終わる頃は少し寂しくなります。

これは毎現場そうなのですが、慣れませんね。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です