現在進行している工事は設計屋さんの仕事をしています。
デザイナーさんが考えた図面を施工するのは、とても難しいです。
他の会社が提案しないような図面を書いています。
珍しい材料を使って、とても変わった使い方をします。
材料には規格があり、ある程度決まった施工方法があります。
ですが、オンリーワンな提案図なので施工方法もこちらで新たに考えないといけません。
CADを使い凄く面白い図面を書くのも大変な事だとは思います。
ですが、それを現場で具現化し、強度、耐久、各々の収まりを考えて作るのも大変ではあります。
例えばブロックを5本積んでこの下地を作る仕様となっていても、収まりや強度を考えると6本積まないといけない、その為には基礎を設計より深く作らないといけない、など目に見えない所が沢山でてきます。
綺麗な図面を書くデザイナーさんには関係ない事かもしれませんが、ちゃんとした強度や収まりを保たないといけないのは施工側では当たり前の事です。
設計側に確認し、指示通りに作っても施主がイメージと違うと言われればやり直さないといけません。
そういう時は施工側って何なんだろうなって思います。
設計側には『お手数お掛けします』とは言われますが、お施主さんや、設計士さんには施工側が悪いと思われてると思うと辛いとこではあります。
ですが、自分も図面を書くので、斬新なデザインを生み出さないといけないデザイナーさんの生みの苦しみも
分かります。
グチグチしてしまってすみません。
施工や図面をお待たせしている方には本当にご迷惑をお掛けしています。
遠舟でも今年度からCADを導入しました、今はまだ不慣れではありますが、遠舟ならでらの提案で
図面を書き、この辺では遠舟でしか出来ない様な施工をしていきたいと強く思っています。
設計・施工この両方を合わせてお施主さんの喜びになれるよう、日々努力していきます。