宇都宮の西側、大谷地区で採掘されている大谷石
凝灰岩といって火山灰の圧縮された石。
石にしては柔らかくて加工が容易、熱に強く、水を良く吸います(呼吸をする)
日本の他の地域でも取れたりします(宮城の秋保石)
大谷から鹿沼にかけての分布が一番広いのが栄えた決め手でしょうね。
今では採掘している石屋さんは数件に減ってしまいました。
ですが、皆さんの製品開発や石の良さ再認識などで、新規の材料は数か月待ちになっているそうです。
自分も好きな石なので、庭に使ったりもします。
ただ栃木で仕事をしていると大谷石を手に入れる事がたまにあります。
大谷石の塀を解体したよー、蔵を解体するからそれ使って何か考えて―、など。
庭で使うには塀で使われていた位のものが調度良いと思っています。
角が欠けてても、穴があっても知恵と工夫でワンポイントの景に出来ます。
大谷石の良さをアピールし、大谷石を使いたいという仲間がいれば相談に乗り、石屋さんを紹介する
そんな形で微力ながら貢献できればなと(沢山石を買う訳では無いので)
庭で使うには厚みが必要だから体積で見たら贅沢品です、なので薄く切って建築の壁などに沢山使って欲しいと思っています。
主に土留め向きではありませんが、積み方次第で土留めにも出来ます。
人の手で自然から出した物なら最後まで人の手で使う。 それがポリシー!
今週にも関西の先輩が石を取りに来ます、そんな流れがとても嬉しく思います。